空気質の管理が不動産価値と生産性に与える影響について

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室内の空気質を管理すること

#1 事業用不動産

エコな農業や環境に優しい自動車に続いて、エコフレンドリーな建築物に対する関心が高まっています。

世界的に環境保護と健康な空間に対する需要が次第に増え、人間と自然の健康に合わせて設計された環境に配慮した建物が並び始めています。

既存の建物もまた、少しずつ環境にやさしい建物に変わっていっています。

不動産資産も同じです。

環境にやさしい建物に対するニーズが増えることによってWELL・LEED・RESETなどのエコ建築物の認証を取得したビルが増えており、実際に日本国内にもこのような認証を取得した「グリーンビル」が少しずつ登場しています。

www.obayashi.co.jp

エコフレンドリーな建物やグリーンビルが登場し始め、自然に室内の空気質を管理するオフィスや建物が増えています。

エコな建築物の認証を取得するにあたって重要な要素の一つが、まさに室内空気の質だから、ということもありますが、

大きな理由としては、室内空気を管理することにより多くの利益を得ることができるからだそうです。

室内空気の管理が不動産資産に及ぼす具体的な影響をご紹介しますね。

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不動産の価値を上げることができます。

エコな不動産は付加価値が上がります

The Global Wellness Instituteは、健康とウェルビーイングに重点を置いた不動産資産が、そうでない不動産資産より最大25%の価格プレミアムが付くと推算しています。

環境に優しい建築物としての認証によりプレミアム価値が付きます

UKGBC and JLLの研究結果によると、環境に優しい建築物としての認証を持つ建物が、そうでない建物より100%以上の収益を出しています。

この研究結果によると、認証を受けた建物の平均賃貸料は1平方フィート約62ドル、そうでない不動産は約30ドルです。

エネルギーを節約することができます。

The World Green Building Councilは建物の空調システムを室内空気の質の向上と健康に焦点を合わせてコントロールすると、最大79%のエネルギーを節約することができると発表しています。

Awairビジネスソリューションはエネルギーを節約するための手段として、自然換気あるいは空調システムなど、様々な空調ツールをいつ使用すればいいのかを決定するためのヒントとなります。

効率的な業務に適切な環境を作ることができます。

費用の軽減と成果UP

2015年Harvard T.H. Chan School of Public Health and United Technologies Climate、Controls&Securityの研究によると、生産性と室内空気の質は強い関連性があります。

健康的な空気の中で働く従業員とそうでない空気の中で働く従業員を比較した結果、健康的な空気の中で働いた従業員が年間15,500ドルを超える付加的な成果を出していました。

生産性の向上

従業員の認知能力や成果は開放型・閉鎖型な空間の両方で最大50%増加させることができます。
A Havard T.H.Chan School of Public Healthの研究によると、オフィス内の二酸化炭素を平均濃度である1,400ppmからAwairが推奨する濃度まで下がった時、従業員たちの認知能力が50%以上向上しました。