Awairのデザインストーリー
スマート空気モニター、アウェアの風格はスタートの時から今まで「ワールドクラス」でした。 単純によく売れるようなデザインではなく、グローバルスタンダードなデザインとカスタマーエクスペリエンスを生み出すため、努力してきました。
'Dwell magazine'ってご存知ですか?
アメリカで現代建築とデザインの領域で最も有名な雑誌です。 このような有名な雑誌が2015年のFavorite productにアウェアを選んだという、私たちAwair Teamとしては誇らしい出来事もあり、米国で最も大きなデザインカンファレンスの一つであるO'Reillyデザイン会議に招待していただいたりもしました!
このようにモノのインターネット(IoT)機器であるアウェアは斬新なコンセプトと機能だけでなく、デザイン的にも良い評価をいただいています。あたたかく人間的な(warm&human)感性と直観的で簡単な(intuitive&easy)ユーザーエクスペリエンスをアウェアに溶かしこもうと努力してきた結果だと思っています。今回はこのようなデザインが完成するまでアウェアがどのような道を歩んできたのか、その心と努力をこれからご覧いただきたいと思います。
1. ロゴ
アウェアのデザインをくまなく調べる前に、アウェアのロゴデザインがどのように完成されたのか見てみましょう! 一目見ただけでもシンプルに見えるこのロゴの中にはアウェアの哲学を盛り込もうという意図が込められています。フレームの四角形はアウェアユーザーが実際に留まる室内空間を表現しようとしました。その中に存在する温度、湿度、二酸化炭素、VOC(揮発性有機化合物)、微細なホコリという、五つの空気の要素を点5つを通して表現しようとしました。 点5個をアルファベットのAの形に配置し、自然にAwairを思い浮かべることができるようにしました。
シンプルで直観的なデザインのおかげでアウェアは様々なシーズンに合わせて変化させることができます。実際、過去にはお正月と桜の開花シーズンに合わせたSeasonal Logoを製作して、多くの方々の関心をいただいたりもしました。
2.デザイン哲学
それではこれから本格的にデザインチームでどのような哲学の上で仕事をしているか、このような哲学や基本的な理念がどのようにアウェアに浸透しているか、記したいと思います。
「良いプロダクトとサービスはEnglish butler (イギリスの執事)と同じようなものです」
本当に素晴らしい製品をみてみると、絶対に表立って最初に自身の姿を現そうとはしません。何かしらの背景の一部として、自身のすべきことを静かにしていても、必要とされる時にはユーザーに、望まれていることを何よりも積極的に見つけ出して最高の経験を提供します。アウェアが追求するデザインに対する哲学もこれと同じです。
3.ハードウェアとソフトウェアのデザイン
「あまり見慣れないけれど、なぜか親しみを感じるイメージを提供しようと思いました」
二つの単語は相反するように思えますが、アウェアのデザインを見ると、この二つを簡単に理解することができると思います。モノのインターネット、IoTスマート機器という新しいけれど、冷たくて硬そうに見える製品に「人間的な感性」を吹き込むのが最初の目標でした。
具体的には様々な室内空間に大きな無理なく溶け込みながら、長い時間が過ぎてもその価値が消えない家具のような製品を作りたいと思っていました。長期間使用したような印象を与えてくれる自然さのために親しみを持てる材料が必要で、私たちが選択したのはウォールナットの原木でした。機能的にも空気の流れや発熱を考慮しなければならないアウェアのデザインは空気の波動を扱うクラシックスピーカーと大きく変わらないと捉え、木のフレームを使用するようになりました。
電子製品を大量生産する立場から、クルミの木、原木を使用するということはあまり常識的ではないことは事実でしょう。材料費自体も高いだけでなく、工程過程で原木を扱う時間と努力が膨大だからです。
しかし、アウェアのユーザーなら、丁寧に心を込めて作られた製品を区別することができ、私たちの哲学を理解しながら時間が経つほど価値が輝く製品を望むだろうという確信がありました。 多くの難関がありましたが、最終的に今のデザインでの量産にまで辿り着くことができました。
アウェアをデザインするにおいて最も重要な理念は統合と一貫性です。
アウェアをデザインするにおいて最も重要な要素は「一貫性」です。 ウェアラブルデバイス(wearable device)とIoT市場の発展で新しいチャンスが生まれ始めていることは周知の事実かと思いますが、未だ一貫性を持ち、かつトータルとしての経験を提供できる製品はあまり見つけにくいかと思います。 ハードウェアやソフトウェアのどちらかで調和があまりうまくとれなかった結果が出るからではないでしょうか。アウェアのビジョンはこれについての方向性を提示できると考えています。
ソフトウェアに完成はありません。
ソフトウェアはハードウェアより変化に柔軟で、持続的に進化させることが可能です。 アウェアのソフトウェアも着実に発展してきました。 アウェアは2014年8月のβバージョンを皮切りに、さまざまな段階を経て、現在の姿に至るまで実際の使用者の方々の声に耳を傾けようと努力して来ました。
モバイルアプリケーションが公式リリースされるまで多様なプロトタイプを作って数回にわたりユーザーテストを実施し、その結果を反映した多くのアップデートがありました。 しかし、その中でもハードウェアとの一貫性、人間的で親しみやすいアウェアだけのデザイン原則は固く守ろうと努力しています。 また、膨大で困難な室内環境の情報をユーザーの皆様が理解しやすいように直観的に伝達する方法についていつも頭を悩ませています。
使用者の皆様の声に我々の哲学を掛け合わせていきたいと思います。
世界的企業のアップルではiPadを、iPhoneより先にデザインしたという事実はご存知でしたか? アウェアまた、初期には小さなキーホルダーの形で携帯性を強調してデザインされました。 しかし、使用者が直接生活して統制が可能な室内空間に集中するのが良いという意見を反映して室内据え置き用の製品にデザインを変更しました。
モバイルアプリケーションもまた、タイムラインメニューのアップデートを皮切りに、持続的なアップデートが行われる予定です。 現在、一日分の情報を提供することで最近、7日間の情報を確認できるようにしたアップデートがほぼ完了し、最近のユーザー調査を通してわかった多様なニーズをアウェアのアプリケーションに常に反映しようとしています。
デザインは引き続き変化してきましたが、その中に込められた理念と哲学だけは一貫性を持たせ、守ろうとします。 ハードウェアとソフトウェアが釣り合うように進化して私たちの実生活に自然に溶け込むように発展していくアウェアに、ご期待ください。